リチウムイオン電池搭載
ハイブリッド方式UPS「SANUPS E11B-Li」,
常時インバータ給電方式UPS「SANUPS A11M-Li」を発売
2020年12月15日
山洋電気株式会社は,リチウムイオン電池を搭載したハイブリッド方式のUPS「SANUPS E11B-Li」と,並列冗長構成の常時インバータ給電方式UPS「SANUPS A11M-Li」を開発・発売しました。
同等仕様のUPSでリチウムイオン電池の搭載は,業界初※1です。

SANUPS E11B-Li

SANUPS A11M-Li
特長
1. 長寿命
リチウムイオン電池を採用。鉛蓄電池を搭載した当社従来品※2と比べて,バッテリの期待寿命が約2倍となりました。
バッテリ交換が10年間不要※3となり,メンテナンスの手間と費用が削減できます。
2. 高品質な給電と省エネルギーの両立
「SANUPS E11B-Li」は給電方式にハイブリッド方式※4を採用。
最適な給電モードをUPSが自動選択するため,省エネルギーを実現しながら,高品質な電力を安定的に供給します。
3. 高い信頼性
「SANUPS A11M-Li」は,1 kVAのUPSユニットを組み合わせることで,出力容量を最大8 kVAまで拡張できます。1台を予備ユニットとして使用することで並列冗長を構成でき,信頼性の高い電力を安定的に供給します。
4. 幅広い使用温度範囲
使用温度範囲は-10~+55℃です。
温度変化が大きい環境への設置など,設置場所の自由度が広がります。
※1 2020年12月15日現在。無停電電源装置で同等の給電方式,電圧,容量,バックアップ時間の場合。当社調べ。
※2 当社従来品型名:E11B(鉛蓄電池タイプ),A11M(鉛蓄電池タイプ)
※3 周囲温度30℃,停電10回/年の場合。
※4 入力電源の状況を判定しながら,常時インバータ給電方式と常時商用給電方式を切り替える方式。
仕様
項目 | 仕様 | ||||
---|---|---|---|---|---|
運転方式 | ハイブリッド方式 | 常時インバータ給電方式 | |||
型式 | E11BL102 | E11BL152 | E11BL202 | A11ML102 | |
定格出力容量 | 1 kVA | 1.5 kVA※1 | 2 kVA | 2~8 kVA (並列冗長構成時:1~7 kVA) |
|
交流 入力 |
電圧変動範囲 | 100 Vモデル:55~150 V 200 Vモデル:110~300 V |
|||
相数線数 | 単相2線 | ||||
周波数変動範囲 | 40~120 Hz | ||||
交流 出力 |
定格電圧 | 100 Vモデル:100 / 110 / 115 / 120 V 200 Vモデル:200 / 208 / 220 / 230 / 240 V |
|||
電圧精度 | 定格電圧±2%以内 | 定格電圧±5%以内 | |||
負荷力率 | 0.8(遅れ) | ||||
バックアップ時間※2 | 4分 | ||||
使用環境 | 周囲温度:-10~+55℃,相対湿度:10~90%(結露なきこと) |
※1 出力容量1.5 kVAは100 Vモデルのみ。
※2 周囲温度25℃,初期値,負荷力率0.8の場合。
用途
サーバ,通信機器,医療機器,工場内の設備など
発売予定日
2021年2月1日
価格
オープンプライス
リリースに記載されている内容はすべて,2020年12月15日現在の実績です。
「SANUPS」は山洋電気株式会社の登録商標です。