高効率の常時インバータ給電方式UPS
「SANUPS A23D」の出力容量30 kVA,75 kVAを開発
2022年3月10日
山洋電気株式会社は,「SANUPS(サナップス) A23D」の出力容量30 kVA,75 kVAを開発しました。
中・大容量UPS「SANUPS A23D」のラインアップは出力容量30,50,75,100 kVAになりました。
75 kVA
特長
1. 高効率
変換効率は業界トップ※1の94%以上を実現(最大95.6%)。当社従来品※2と比べて2%向上しました。
消費電力や発生熱量を低く抑え,電気代とCO2排出量を削減できます。
2. バッテリの消耗と劣化を抑制
幅広い入力電圧範囲※3により,入力電源の状況が不安定な場合でも,バッテリ運転への切換頻度を抑制し,バッテリの消耗と劣化を防ぎます。
停電時のバッテリ運転時間を確保し,バッテリ交換の頻度を低減できます。
3. メンテナンスコスト低減
冷却ファンや電解コンデンサなどは15年間,ヒューズ/リレー類は10年間,交換不要です。
4. 小型・軽量
装置の外形寸法と質量は,業界最小・最軽量※1です。
5. 発電機との連携メリット
非常用発電機からの電力をスムーズに受け取るウォークイン機能※4を搭載しました。
発電機の容量を抑えることで,経済的な非常用電源システムを構築できます。
※1 2022年3月10日現在。UPS(無停電電源装置)で同等の給電方式,電圧,容量,バックアップ時間の場合。当社調べ。
※2 出力容量75kVAの場合。当社従来品SANUPS A23C753と定格運転時での比較。
※3 負荷率が約60%以下の場合,定格電圧の-30%まで。
※4 ウォークイン機能:復電時にUPSの入力電流を徐々に上げることで急激な電力変化を抑制する機能。
仕様
発売 | 新製品 | 1月 | 新製品 | 1月 | |
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定格出力容量 | 30 kVA | 50 kVA | 75 kVA | 100 kVA | |
運転方式 | 常時インバータ給電 | ||||
交流入力 | 電圧変動範囲 | 200V±15%, 210V±10%, 220V-10%~+5% ※1 | |||
相数線数 | 三相3線 | ||||
交流出力 | 定格電圧 | 200/210/220 V | |||
電圧精度 | 定格電圧±1%以内 | ||||
負荷力率 | 定格 | 0.9(遅れ) | |||
変動範囲 | 0.7~1.0 | ||||
バックアップ時間 ※2 | 10分 | ||||
使用環境 | 周囲温度:0~+40°C,相対湿度:30~90%(結露なきこと) | ||||
外形寸法(mm) | |||||
W(幅) | 600 | 800 | |||
D(奥行き) | 700 | 700 | |||
H(高さ) | 1775 | 1950 | |||
質量 | 335 kg | 350 kg | 560 kg | 570 kg |
※1 負荷率が約60%以下の場合,定格電圧の-30%まで。
※2 周囲温度25°C,初期値,定格負荷力率の場合。
カタログデータ
用途
データセンタ,通信機器,通信インフラ,製造ライン,研究施設など
受注開始日
2022年3月10日
価格
オープンプライス
リリースに記載されている内容はすべて,2022年3月10日現在の実績です。
「SANUPS」は山洋電気株式会社の登録商標です。