長寿命リチウムイオン電池搭載で並列冗長運転ができるUPS
「SANUPS A11N-Li」を開発
2023年9月14日
山洋電気株式会社は、リチウムイオン電池を搭載した、高効率で並列冗長運転ができる常時インバータ給電方式UPS「SANUPS(サナップス) A11N-Li」を開発しました。同等仕様のUPSでリチウムイオン電池の搭載は、業界初※1です。
10 kVA
特長
1. 長寿命
リチウムイオン電池を採用しました。バッテリ交換が10年間不要※2となり、メンテナンスの手間と費用が削減できます。
2. 省スペース・軽量
3Uサイズで※1小型です。EIA/JIS規格の19インチラックへの搭載に適しています。当社従来品※3と比べ最大で質量を42%、体積を25%削減しました。
3. 高い信頼性
5 kVAのユニットを最大4台組み合わせて、出力容量を最大20 kVAまで、並列冗長では15 kVAまで拡張できます。1台を予備ユニットとして使用する並列冗長運転では、信頼性の高い電力を安定的に供給します。また、UPSが定期的に自動でバッテリ動作テストをおこないますので、停電時のバッテリ切れによる不作動を防ぎます。
4. 高効率
変換効率は94%以上(最大95.1%)※1を実現しました。
5. 災害時の蓄電ボックスにも
AC電源がなくてもバッテリから起動し、出力することができるバッテリスタート機能※4を選択できます。
※1:出力容量5 kVA、単機の場合。
※2:周囲温度30℃、停電10回/年の場合。
※3:当社従来品:SANUPS A11N(鉛蓄電池 出力容量5 kVA、単機、バックアップ時間10分)
※4:注文時に選択できる機能です。
仕様
定格出力容量 | 5 kVA | 10 kVA | 15 kVA | 20 kVA | |
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運転方式 | 常時インバータ給電 | ||||
交流入力 | 相数線数 | 単相2線 | |||
定格電圧 | 200/208/220/230/240 V | ||||
入力力率 | 0.95以上 | ||||
交流出力 | 相数線数 | 単相2線 | |||
定格電圧 | 200/208/220/230/240 V | ||||
電圧精度 | 定格電圧±2%以内 | ||||
負荷力率 | 定格 | 0.9(遅れ) | |||
変動範囲 | 0.7~1.0 | ||||
バックアップ時間 | 10分(周囲温度25°C、初期値、負荷力率0.9の場合) | ||||
使用環境 | 周囲温度:-10~+55°C※、相対湿度:10~90%(結露なきこと) | ||||
期待寿命 | 10年 |
※ 40°Cを超える場合、 1°Cごとに定格容量から5%ずつ負荷低減が必要です。
カタログデータ
用途
サーバ、通信基地局、工場設備など
受注開始日
2023年9月29日
価格
オープンプライス
リリースに記載されている内容はすべて、2023年9月14日現在の実績です。
「SANUPS」は山洋電気株式会社の登録商標です。