「やさしく」て「使いやすい」
小型・軽量 2軸一体ACサーボアンプを開発
2025年3月27日
山洋電気株式会社は、ACサーボシステム「SANMOTION G」のラインアップを追加し、業界トップ※1の小型を実現した2軸一体のACサーボアンプを開発しました。
1台のサーボアンプで2軸のサーボモータを駆動することにより、装置の小型・軽量化と省エネルギーに貢献します。また、2軸の動作をセットアップソフトウェア※2のひとつの画面で表示するなど、使いやすい機能を搭載しました。
工作機械、ロボット、半導体製造装置、一般産業機械などに最適です。

特長
《やさしさ》
1. 小型・軽量
単軸サーボアンプを2台使用した場合と比較し、設置面積を38%低減しました。※3
質量は19%軽量化しました。※3
装置内のスペースを有効利用できます。
2. 省配線
単軸サーボアンプ※4を2台使用した場合と比較し、配線の本数を35%低減しました。
配線作業の負担を軽減します。
3. 省エネルギー
単軸サーボアンプを2台使用した場合と比較し、サーボアンプのエネルギー損失を18%低減しました。※5
一方の軸が減速する際に発生する回生エネルギーを、もう一方の軸の動作に有効利用できます。
装置の省エネルギー、SDGsの達成に貢献します。

回生エネルギーの活用イメージ図
《使いやすさ》
1. 2軸の連携動作を簡単に実現
省配線で2軸を同期させる運転ができます。
2軸に適したプログラム運転を搭載しました。シンプルな指令で、高精度な2軸の位置決め運転ができます。
簡単に動作確認ができ、利便性が向上します。
2. 簡単にセットアップ
セットアップソフトウェアを使って、2軸の動作をひとつの画面で確認できます。
装置の立ち上げ・調整などのセットアップ作業が簡単で、メンテナンス性も向上します。
※1 2025年3月27日現在。ACサーボアンプとして、同容量の場合です。(当社調べ)
※2 当社SANMOTION MOTOR setupソフトウェアを指します。
※3 当社ACサーボアンプ「SANMOTION G」アンプ容量20 Aを2台と、アンプ容量20 A×2軸タイプの比較です。
※4 当社ACサーボアンプ「SANMOTION G」との比較です。
※5 当社ACサーボアンプ「SANMOTION G」アンプ容量30 Aを2台と、アンプ容量30 A×2軸タイプの比較です。
基本仕様
アンプ容量 | 20 A×2軸 | 30 A×2軸 |
---|---|---|
最大適用モータ容量(2軸合計) | 800 W | 1.5 kW |
主回路電源 | 三相・単相:AC 200~240 V(+10%, -15%) | |
制御回路電源 | 単相:AC 200~240 V(+10%, -15%) | |
インタフェース仕様 | EtherCAT |
カタログデータ
用途
工作機械、ロボット、半導体製造装置、一般産業機械など
価格
オープンプライス
受注開始日
2025年4月28日
リリースに記載されている内容はすべて、2025年3月27日現在の実績です。「SANMOTION」は山洋電気株式会社の登録商標です。
製品画像はイメージです。合成処理やCGを使用している場合があります。