「強く」て「やさしい」サーボシステム「SANMOTION G」
DC 48 V駆動の新たなラインアップを開発
2025年6月12日
山洋電気株式会社は、高性能、小型・軽量、省エネルギーを実現したサーボシステム「SANMOTION(サンモーション) G」のラインアップを拡充し、DC 48 V駆動モデルを開発しました。
半導体製造装置や、無人搬送車・自律走行搬送ロボット・自動搬送装置向けのバッテリ駆動装置、食品機械・医療機器などに最適です。

サーボアンプ 40 A

サーボモータ ☐40 mm
特長
《強さ》
1. 進化したサーボ性能
応答性が高く振動を抑制し、すばやく正確に制御できるので、装置の生産性と加工品質の向上に貢献します。
当社従来品※1と比べて、以下のサーボ性能の向上を図りました。
- 速度周波数応答※2:2.2 倍
- 位置決め整定時間:1/8
- エンコーダ分解能:最大27 bit(バッテリレス)
2. 信頼性とメンテナンス性の向上
電子部品の故障予防など、安心・安全にご使用いただくための機能を充実しました。
また、バッテリレスエンコーダのため、バッテリ交換が不要です。
機械装置の信頼性とメンテナンス性が向上します。
3. さまざまな用途で使える
当社従来品※1は200 Wまでの定格出力でしたが、それに加え400 Wのサーボモータを新たにラインアップしました。
半導体製造装置やバッテリ駆動装置などに最適な製品です。
4. さまざまな環境で使える
耐振動性能は、サーボモータは当社従来比※1で2倍、サーボアンプは20%向上しました。
サーボアンプの使用温度範囲は1.5 倍拡大し、0~+60 ℃です。
標高2,000 mの高地でも使用できます。
耐環境性能が向上し、さまざまな地域と環境でご使用いただけます。
《やさしさ》
1. 小型で軽量、省エネルギーでSDGsに貢献
当社従来品※1と比べて、モータの質量を最大5%、アンプの質量を最大9%低減するとともに、モータ全長を最大19%短縮しました。
また、モータの電力損失を最大5%、アンプの電力損失を最大12.8%低減しました。
装置の高効率・軽量化により、バッテリの持続時間を向上します。
省エネルギー性能が向上し、SDGsに大きく貢献します。
2. 簡単で使いやすい
サーボモータ、サーボアンプとも当社従来品※1との取り付け互換性があるため、置換えが容易です。
※1:当社従来品ACサーボシステムSANMOTION R(サーボアンプ:RS2K□□、サーボモータ:R2G□□)との比較です。
※2:速度指令に対するモータの応答性を示し、数値が高いほど制御性能が高く追従性が良いことを示します。
基本仕様
サーボモータ
フランジサイズ | 定格出力 | 最高回転速度[min-1] | 瞬時最大ストールトルク[N・m] | 組合せアンプ容量 |
---|---|---|---|---|
□40 mm | 30 W | 6,500 | 0.24 | 40 A |
□40 mm | 50 W | 6,500 | 0.56 | 40 A |
□40 mm | 100 W | 6,500 | 0.98 | 40 A |
□60 mm | 100 W | 6,500 | 0.84 | 40 A |
□60 mm | 200 W | 5,000 | 1.5 | 40 A |
□60 mm | 200 W | 6,500 | 2.2 | 80 A |
□60 mm | 400 W | 4,000 | 4.0 | 80 A |
サーボアンプ
容量 | 40 A | 80 A |
---|---|---|
最大適用モータ | 200 W | 400 W |
主回路電源 | DC 48 V ±10% | |
制御回路電源 | DC 24 V ±10% | |
インタフェース仕様 | EtherCAT、アナログ/パルス |
カタログデータ
用途
半導体製造装置や、無人搬送車・自律走行搬送ロボット・自動搬送装置向けのバッテリ駆動装置、食品機械・医療機器など
価格
オープンプライス
受注開始日
2025年6月12日
リリースに記載されている内容はすべて、2025年6月12日現在の実績です。「SANMOTION」は山洋電気株式会社の登録商標です。
製品画像はイメージです。合成処理やCGを使用している場合があります。