プロダクトニュース

高性能で拡張性が高く、セキュリティ機能を強化した
モーションコントローラ「SANMOTION C S300」を開発

2025年11月26日

山洋電気株式会社は、モーションコントローラのラインアップを拡充し、最大32軸※1を1 ms周期で制御できる「SANMOTION C S300」を開発しました。
多数の軸を高精度に制御する製造ラインをはじめ、ばね成形機や半導体製造装置に最適な製品です。

コントローラ

コントローラ

拡張I/Oモジュール

拡張I/Oモジュール

増設時

増設時

特長

1. 高性能な小型のモーションコントローラ

当社従来品※2と比べて制御性能を4倍(1 ms周期で最大32軸を制御)に高速化した小型のモーションコントローラです。制御性能の向上と小型化により、装置の生産性向上と省スペース化に貢献します。

2. 高い拡張性

当社従来品※3と比べてデジタル出力を2倍の16点に拡張しました。さらに拡張I/Oモジュール(デジタル入力32点/出力32点)を増設することで、デジタル入出力を拡張できます。
拡張I/Oモジュール間の通信は、EtherCATを採用したことで、高速通信を実現し、装置の高性能化に貢献します。

3. 安全なシステム構築を実現

セキュリティ機能の強化により、不正なソフトウェアによるアクセスを防止し、装置の安全性と信頼性を確保します。
また、簡単にコントローラのソフトウェアをアップデートできるため、常に安全な状態を維持することができます。

4. 映像と制御データによるトラブルシューティング

装置の稼働状況を映像で記録するとともに、連動してサーボモータ、サーボアンプの動作データを記録できます。
映像とデータの両面から状況を把握できるため、精度の高い分析やトラブルシューティングに活用できます。

※1 軸数は、産業機械が持つ駆動軸の数で、機械が動く方向や回転する軸を表し、軸数が多いほど、より複雑な動きや多方向からの加工ができます。

※2 当社従来品SANMOTION C S200の8 ms周期で最大8軸制御との比較です。

※3 当社従来品SANMOTION C S200のデジタル入力16点/出力8点との比較です。

基本仕様

コントローラ

型番 SMC300-A SMC300-B
制御機能 PLC制御、モーション制御(補間制御)
ロボット制御
PLC制御、モーション制御(PTP制御)
最大制御軸数 32
演算周期 1 ms~
入出力 デジタル入力16点 DC 24 V プラスコモン/マイナスコモン共通
デジタル出力16点 DC 24 V 0.5 A シンク出力
ネットワーク EtherCAT®(Master機能)、EtherNet/IPTM、OPC UA、Modbus TCP
外形寸法 高さ120 mm × 幅50 mm × 奥行110 mm
質量 350 g

拡張I/Oモジュール

型番 SMC-DM332
入出力 デジタル入力32点 DC 24 V プラスコモン/マイナスコモン共通
デジタル出力32点 DC 24 V 0.1 A シンク出力
外形寸法 高さ120 mm × 幅26.6 mm × 奥行110 mm
質量 200 g

カタログデータ

日本語版

English

用途

ばね成形機、半導体製造装置 など

価格

オープンプライス

受注開始日

2025年12月1日

リリースに記載されている内容はすべて、2025年11月26日現在の実績です。 「SANMOTION」は山洋電気株式会社の登録商標です。

製品画像はイメージです。合成処理やCGを使用している場合があります。