トップメッセージ
みなさまには、ますますご清栄のこととおよろこび申しあげます。
ひとことごあいさつを申しあげます。
■ 当中間期の概況
当中間連結会計期間における世界経済は、米国による広範囲にわたる極端な関税政策の実施や中国による対抗政策により、経済は不安定に推移しました。
日本経済は、安定した企業収益を背景に設備投資が堅調で、工業生産が一部で回復の兆しがありました。
そのような中で、当社グループの主要な販売市場である通信装置、ロボット、半導体製造装置などのファクトリーオートメーション市場からの需要は回復途上でありましたが、AI関連向けの市場が堅調で、全体として受注残高は増加しました。
■ 第9次中期経営計画と現在の取り組み
山洋電気グループは、現在5ヵ年の第9次中期経営計画の最終年度を迎えております。2021年4月からスタートした本計画は「殻を破る」をテーマに、グループ全体でさまざまな施策を実現してまいりました。
この間、私たちは性能・品質・信頼性・カスタマイズを武器に、新たな地域・業界への進出、画期的な新製品の開発、新規ビジネスの創出をいたしました。また、業務品質の向上やESG/SDGsへの取り組みも推進してまいりました。
今年度は、新たな地域への進出として、ベトナム工場および駐在員事務所の開設をいたします。今後、高性能サーバや通信装置、また半導体製造装置やロボットの市場はますます拡大していきます。これらの市場では当社製品が幅広く活躍していることから、需要拡大を見据えた生産能力を増強し、あらゆる需要に迅速に対処できる体制を整えていく計画です。
みなさまには、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申しあげます。

