トップメッセージ

みなさまには、ますますご清栄のこととおよろこび申しあげます。
ひとことごあいさつを申しあげます。
当社グループの主要な販売市場である通信装置、ロボット、半導体製造装置などのファクトリーオートメーション市場からの需要は全体的に低調でしたが、AIに関連した市場では、回復の兆しが見られました。
2021年4月からスタートした第9次中期経営計画では、「殻を破る」をテーマに、今までになかった新しいこと、新しいやり方を創出し、山洋電気グループがグローバル企業として「世界のトップブランド」を構築することを目標としています。4年目の当期は、経営体制の強化、ならびにグローバルな生産体制や営業体制の拡充を進めてまいりました。
2024年4月より、経営基盤と事業体制の強化を目的として、従来の3事業部制にかわり、社内カンパニー制を導入いたしました。各カンパニーは独立性を高め、利益の確保および設備・資金の有効活用、技術の結集による新市場への展開を強化します。これにより、当社グループの持続的な成長と企業価値の向上を実現してまいります。
生産活動においては、当社の主要生産工場であるSANYO DENKI PHILIPPINES, INC.が創立25周年を迎えました。加えて、2024年4月には竣工した第4工場が本格稼働を開始しました。フィリピンにおける生産能力を拡大し、よりお客さまへスピーディに製品をお届けしてまいります。
また、新たなビジネスとして、生産技術エンジニアリングサービスを開始いたしました。自社で培った高度な生産技術ノウハウを活用し、カンパニーごとに独自のビジネスを展開しております。営業とのパートナーシップを発揮し、お客さまの生産現場の自動化と効率化を支援してまいります。
さらに、当社グループでは、社員が生き生きと働き、それぞれの能力を最大限に発揮することこそが、企業の中長期的な成長に繋がるという考えのもと、健康経営にも積極的に取り組んでおります。本年3月には、健康経営に取り組む優良な企業として、上位500法人に該当する「健康経営優良法人2025(大規模法人部⾨)~ホワイト500~」に認定されました。今後も、グループ全体で社員の健康づくりと社会への貢献を両立させる活動を推進してまいります。
みなさまには、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申しあげます。