活動事例
製品開発 環境適合設計製品「エコプロダクツ」 | |||||||||
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環境適合設計への取り組み 製品の設計においては、最新の省エネ技術を盛り込んで製品開発を進めています。また、製品アセスメントを実施し、製品が与える環境影響を、部品、材料調達、製造、流通、使用、リサイクル、廃棄などの各項目ごとに評価しています。開発した製品は、市場や既存の製品と比較し、一定の評価基準を達成しているか評価され「環境適合設計製品(エコプロダクツ)」として認定されます。2022年度は20件が,エコプロダクツとして認定され、累計358機種になりました。 ![]() ライフサイクルアセスメント(LCA)の実施 LCAは、製品の生涯(ライフサイクル)を通し、温暖化などの地球環境への影響程度を総合的に数値化し評価する技法のひとつです。LCAの実施により、環境適合性を評価しています。エコプロダクツにおけるLCAの実施率は、2022 年度は100%実施しております。 ![]() ライフサイクルの各段階で自然環境への影響(温暖化)をエネルギー消費量、CO2排出量で評価しています。 |
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製品開発【2022年度のエコプロダクツ製品】 | |||||||||
LCA実施の結果 2022年度は20機種のエコプロダクツを開発しました。代表して2機種のLCA実施結果を掲載します。ライフサイクルの中で、使用時のCO2排出量を直前の既存製品と比較しています。これらの製品は長期間にわたりお客さまで使用されるため、使用時におけるCO2排出量の削減が温暖化防止に最も効果があります。 エコプロダクツはカタログに「LEAFシンボル」が表示されています。 モデルケース ![]() |
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省エネルギー | |||||||||
省エネルギーのための具体的な取り組み 地球温暖化の対策として、省エネルギー活動によるCO2排出抑制を最重要課題と捉え、エネルギー使用効率の向上とクリーン化による省エネルギー活動を推進しています。2022年度は前年度と比較すると、生産量は増加しましたがCO2排出量は減少しました。 導入結果 ・神川工場処理水加圧給水ポンプの更新(省エネ効果20%) ・富士山工場エアコンプレッサー1 台更新(省エネ効果20%) ・塩田工場屋外外灯のLED 照明化(省エネ効果90%) ※最新の高効率インバータ搭載モデルを導入 ![]() 工場内給水用ポンプ ![]() 生産設備用コンプレッサ CO2換算排出量 気候変動問題の深刻化に伴い、当社では「省エネ活動」、「再生可能エネルギーの導入」を2つの柱と考え、国内拠点だけでなく海外を含むグループ会社においてもCO2排出量削減を推進しています。 ![]() Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス) Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出 Scope3:Scope1、Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出) 対象拠点:Scope1,2:山洋電気、山洋電気テクノサービス、山洋電気IT ソリューションの全拠点以下「国内全拠点」という。山洋工業、山洋電気フィリピン 生産現場での製造工程における省エネルギー
![]() 神川工場の太陽光パネル ![]() ロジスティックセンターの太陽光パネル ![]() 富士山工場の太陽光パネル ![]() 富士山工場の太陽光発電用パワーコンディショナ 輸送 7都県市ディーゼル車排気ガス規制への適合車両を導入し、工場間の物資輸送に活用しています。また、全社でアイドリング・ストップ活動を推進し、環境負荷への低減につとめています。 ![]() アイドリングストップの看板 ![]() 電気自動車 ![]() 排気ガス規制適合ディーゼル車 |
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リユース・リサイクル | |||||||||
ゼロエミッション活動 当社は2022年度、廃棄物のリサイクル率は全社平均99.6%を目標に掲げリサイクル化を推進してきました。 リユース OA機器備品や机、棚、椅子、その他の不要品を回収し、社内でのリユースを推進しています。 資材の再利用 購入部材などの運送で用いられる木パレット・プラスチックパレットについては、運送業者さまへの返却や、工場間・協力会社間での再利用の推進、また木パレットについてはチップに粉砕して工場内緑地帯の防草に使用し、廃プラパレットや巻線ボビンは有価物化としてリサイクル業者へ引取りいただいています。 [その他の再利用事例] ![]() 木材粉砕機 |
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環境活動 | |||||||||
長野県上田地域における森林保全活動「にぎやかな森プロジェクト」に参画 長野県上田地域で展開される森林保全活動「にぎやかな森プロジェクト」に参画しました。本プロジェクトは、行政と企業が一体となり、いきものや人でにぎわう地球にいい森づくりを目指すもので、当社グループでも、植栽活動への参加や調査結果報告会への参加に取り組んでいきます。 ![]() 協定調印式の会場 (写真中央:当社取締役 専務執行役員 中山 千裕) 「にぎやかな森プロジェクト」の概要 長野県上田地域の4市町村(上田市、東御市、長和町、青木村)において、2021年スタートした行政と企業が一緒になり、「いきものや人でにぎわう、地球にいい森づくり」を目指すプロジェクトです。SGEC 認証森林※を対象に、森林・路網整備、生物多様性・CO2 吸収・天然更新など林業課題の調査研究、交流活動・情報発信をおこなっていきます。 ※SGEC認証森林(エスジェックにんしょうしんりん) ![]() |