活動事例
製品開発 環境適合設計製品「エコプロダクツ」 | ||||||
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環境適合設計への取り組み 製品の設計においては、最新の省エネ技術を盛り込んで製品開発を進めております。また、製品アセスメントを実施し、製品が与える環境影響を、部品,材料調達、製造、流通、使用、リサイクル、廃棄などの各項目毎に評価しています。 また,2024年度よりエコプロダクツ製品の認定基準に、環境負荷低減効果が大きい製品を「エコプロダクツプラス」とする新たな基準を設けました。 ![]() ライフサイクル アセスメント(LCA)の実施 LCAは、製品の生涯(ライフサイクル)を通し、温暖化等の地球環境への影響程度を総合的に数値化し評価する技法のひとつです。LCAの実施により環境適合性を評価しています。エコプロダクツにおけるLCAの実施率は、2024年度は100%実施しました。 ![]() ライフサイクルの各段階で自然環境への影響(温暖化)をエネルギー消費量、CO2排出量で評価しています。 |
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製品開発【2024年度のエコプロダクツ製品】 | ||||||
LCA実施の結果 2024年度は3機種のエコプロダクツプラス、12機種のエコプロダクツを開発しました。代表して3機種のLCA実施結果を掲載します。ライフサイクルの中で、使用時のCO2 排出量を直前の既存製品と比較しています。これらの製品は長期間にわたりお客さまで使用されるため、使用時におけるCO2排出量の削減が温暖化防止に最も効果があります。 エコプロダクツプラス モデルケース ![]() |
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省エネルギー | ||||||
省エネルギーのための具体的な取り組み 当社は地球温暖化対策の一環として、省エネルギー活動を最重要課題と位置づけ、エネルギー効率の向上とCO2排出量の削減に取り組んでいます。2024年度は、工場における生産設備の動力エアーのエア漏れ対策を実施、同時に消費エネルギーを可視化しエネルギーロスの大幅な削減を実現しました。これにより、生産活動を維持しながらもCO2排出量の抑制に成功しています。 対策事例 神川工場生産設備の夜間停止時のエアー漏れ削減対策実施、水平展開継続。 ![]() 建屋全体空調(冷温水発生機)終業10分前停止によるエネルギー削減 富士山工場空調機に蓄熱されたエネルギーの有効活用。(今回は冬期のため暖房で実施。1日の運転時間の2%の時間を短縮。) ![]() 2024 年度の省エネ対策によるCO2削減効果 削減CO2 排出量(kg-CO2/ 年)・・・ 60,400kg-CO2 CO2換算排出量 気候変動問題の深刻化に伴い、当社では「省エネ活動」、「再生可能エネルギーの導入」を2つの柱と考え、国内拠点だけでなく海外を含むグループ会社においてもCO2排出量削減を推進しています。 ![]() Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス) Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出 Scope3:Scope1、Scope2 以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)15のカテゴリーのうち9つのカテゴリー(1,2,3,4,5,6,7,9,11)について算出 対象拠点:Scope1,2:国内全グループ会社、山洋電気フィリピン、山洋電気アメリカ 生産現場での製造工程における省エネルギー
![]() 神川工場の太陽光パネル ![]() ロジスティックセンターの太陽光パネル ![]() 富士山工場の太陽光パネル ![]() 富士山工場の太陽光発電用パワーコンディショナ 輸送 工場間輸送便に運転状況を電子機器で診断する「テレマティクス」を導入しました。 ![]() 電気自動車 ![]() テレマティクス |
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リユース・リサイクル | ||||||
ゼロエミッション活動 当社は2024年度、廃棄物のリサイクル率は全社平均99.7%を目標に掲げリサイクル化を推進してきました。生産活動に伴って発生する一般廃棄物・産業廃棄物の徹底した発生量削減と再資源化(リサイクル)により、直接埋立処分あるいは単純焼却する廃棄物のゼロ化活動を進めてきた結果、目標を達成する事ができました。 リユース OA機器備品や机、棚、椅子、その他の不要品を回収し、社内でのリユースを推進しています。 資材の再利用 購入部材などの運送で用いられる木パレット・プラスチックパレットについては、運送業者さまへの返却や、工場間・協力会社間での再利用の推進、また木パレットについてはチップに粉砕して工場内緑地帯の防草に使用し、廃プラパレットや巻線ボビン、トレイ、空リールは有価物化としてリサイクル業者へ引取りいただいています。特に富士山工場では、2023年10月より月平均500kgのリール、トレイをリサイクル業者へ引き渡すことで、リユースの推進とリサイクル処理費用を低減することができました。 [その他の再利用事例] ![]() 木材粉砕機 |
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環境活動 | ||||||
長野県上田地域における森林保全活動「にぎやかな森プロジェクト」に参画 長野県上田地域で展開される森林保全活動「にぎやかな森プロジェクト」に参画しました。本プロジェクトは、行政と企業が一体となり、いきものや人でにぎわう地球にいい森づくりを目指すもので、当社グループでも、植栽活動への参加や調査結果報告会への参加に取り組んでいきます。 ![]() 協定調印式の会場 (写真中央:当社取締役 専務執行役員 中山 千裕) 「にぎやかな森プロジェクト」の概要 長野県上田地域の4市町村(上田市、東御市、長和町、青木村)において、2021年スタートした行政と企業が一緒になり、「いきものや人でにぎわう、地球にいい森づくり」を目指すプロジェクトです。SGEC認証森林※を対象に、森林・路網整備、生物多様性・CO2吸収・天然更新など林業課題の調査研究、交流活動・情報発信をおこなっていきます。 ※ SGEC認証森林(エスジェックにんしょうしんりん) ![]() |